第2話 組曲・親子のバイオリン

「キバって行くぜ!!」

現代

 2008年のとある日。父が作ったバイオリンと同じような色を出したいと苦心する渡(瀬戸康史)。魚の骨のエキスを塗ってはみたものの、やはり同じようにはならない。肩を落とす渡に静香(小池里奈)は、留守中にお客が来てバイオリンの修復を依頼して帰ったという。その壊れたバイオリンをひと目見た渡は思わず息を呑んで…。

22年前=1986年

 女性バイオリニストばかりを狙うファンガイアが現れた。が、すでに3人の命が奪われていながら、そのファンガイアがどこに潜んでいるのか、どんな人間に化けているのか特定できないという。ゆり(高橋優)は嶋(金山一彦)の命令で、被害者となる可能性が高い女性バイオリニスト・ひとみ(梅宮万紗子)を警護することになる。

 ひとみを訪ねたゆりは、なんとあの音也(武田航平)と偶然再会する。驚くゆりに音也はひとみの専属コーチだと自己紹介する。ひとみによると、音也はかつてすごいバイオリニストだったとか。あっけにとられるゆりに音也は「運命ってヤツだな」と自信満々につぶやいて…。

 コンサート終了後、ひとみが楽屋から失踪した。公園で一人演奏するひとみを発見したゆり、が、実はひとみこそがオクトパスファンガイアが人間となった姿だった。
「俺のために戦うな」と突然現れる音也を無視し、ゆりはオクトパスファンガイアに立ち向かうがバイオリンを破壊しただけで逃げられてしまう。
 そんなゆりから武器をこっそり奪った音也は、みごとな動きでオクトパスファンガイアに攻撃を仕掛けるが、やはり逃げられてしまい…。

現代

 渡は美しく再生したバイオリンを依頼人、なんとひとみに手渡す。「完璧だわ」と喜ぶひとみに満足げな渡。しかし、キバットバットⅢ世(声・杉田智和)はひとみに異様なものを感じ取る。

 ひとり再生したバイオリンを弾くひとみ。その音に吸い寄せられるように恵(柳沢なな)がやってきた。ひとみはファンガイアに変身、「お前の母親には世話になった」と恵に襲い掛かる。長い手に首を巻かれ身動きがとれなくなる恵。が、そこへキバが現れた。キバットバットⅢ世とのみごとな連係で恵を救出、そして最後は得意のキックでオクトパスファンガイアを撃破する。
 その魂を飲み込んだキャッスルドランの中では3人の男たちがうごめいて…。いったい彼らの正体は?